2010年8月21日土曜日

Belize


グアテマラのフローレスから世界的有名なリゾーチ地カンクンへバスで行くルートは大きく分けて2種類ある。1つはフローレスから見て北西にあるパレンケ(メキシコ)を経由してカンクンに行くルート。もう1つはベリーズを横断して行くルート。こちらのルートの方が比較的近いのだが、人気がない。何故なら。。。

ベリーズ入国には意味の分からない入国税がかかるんです。しかも、入国するのに50米ドルも!!!(欧米人はかかりません。)な・ん・で!???高すぎるでしょ!?その旨をガムを噛みながらビザの手続きをしている黒人のおばさんに行ったら、「別にグアテマラに戻っても良いのだよ。」なんて言われ、かなり腹がたつ〜〜〜!もう二度とベリーズになんか来るものか!しかも、ベリーズシティーからカンクンへのバス代も半端無く高額!(38米ドル)ありえない。まあ、最近とりあえず、北上って考えて1泊や2泊で移動を続けていたので、、、あんまり考えず、調べず、旅をしていた結果こんか無駄なお金を使ってしまい後悔。

(ベリーズシティーの様子。あんまりにも何も無いことにビックリ!)

まだ、これぐらいで終わるんならよかったのです。問題はこれから。何と入国と同様、出国にも税金がかかるベリーズ!ホント意味不明!しかも、約20米ドル!は???国横断しただけで、そんなに金取るか?で、財布を開いてみると何と1米ドル札しか入ってない!?そうなんです、メキシコに入ってからお金を引き出そうと思っていたので、余分なお金を持ってなく、出国税を払う金がない。。。どうしょ〜〜〜?とりあえず、税関に話してみるけど、「払えなければ出国はできません。」なんて言われるし。ATMもお金を借りられる知り合いもいないし。。。とりあえず、恥ずかしながら、同じバスに乗ってた欧米人に事情を話して、お金を借りることに成功。

(フローレスの夕方後)

一人随分出国に時間がかかったけど、無事にトンでもないベリーズから抜け出した。途中、ベリーズシティーにバスの乗り換えで1時間ぐらい寄ったけど、この国にはどうもジャマイカからの移民が多く、黒人で髪をドレットにして英語を話す人が多い。その為か、街にもチラホラ英語のサインが見れて若干興味深かったけど、もう絶対こんな意味不明の入国・出国税なんて払いたくない(怒)!!

でも、以前トルコに居た時に出会ったモロッコ人のパッカーはほとんどの先進国に入るのにビザが必要で、ビザを取るには結構な金額と書類提出が必要だとか。。。しかも、可哀想なことに、彼が以前フランスに観光に行くため、観光ビザを得る為に大使館に行って、書類と米100ドルを提出したけど、審査落ち(?)してしまい、ビザを得ることができず=フランスへも行けなかったし、支払った金額も帰ってこなかった。と、言う悲しい事実を聞いたことがあった。。。もしかしたら、発展途上国の人たちが日本へ観光に行くのも同じようなプロセスが必要なのかな?多分いろんな政治的、経済的、社会的問題が各国であるとは思うけど、この世界はとっても不公平だと思ってしょうがない。

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