2010年4月30日金曜日

ポトシ


ウユニ塩湖ツアーは無事に終わり、一緒に参加していた旅人たちのほとんどはその日の内に首都のラ・パスに向かうことになっていた。他の人もその日の内にバスで他の街に移動とのことで、一人もう一泊ウユニの街に残っています。。。同世代前後の人たちが多かったので、結構楽しめたような。

(ここでもスペインの植民地時代からのカラフルな家が多く並んでいる。)

個人的にこの旅で一番出会いが多い人種はドイツ人(日本人)のようです。(続いてカナダ、オーストラリア、UK、フランスなど)で、長期旅行者のほとんどが会社を辞めて来ている。でも、時々4ヶ月、6ヶ月の長期(短期?)休暇を取って旅をしている人が何故かドイツ人に多いような。。。?(個人的にそういう人にであっています。)時には1年って人も居ました。日本ではありえね〜!

(ボリビアの街には大型の教会がいくつもあるって。今回17世紀に再建されたサン・フランシスコ教会の屋上に上がっての風景。)

勿論、こんな休暇を取っている人たちは話を聞く感じ優秀です。英語は勿論、スペイン語など他の言語も話せるし。。。ウラヤマシ〜。でも、ヨーロッパでも皆が皆、長期で休みが取れる訳では無いようです。(まあ、それでも一般的に日本よりは休暇が取れるようだし。)まあ、そんなことを今更ごねてもしょうがないよね。。。

(同じく屋上からの眺め。街の屋根はほとんど赤煉瓦です。)

ウユニから3時間ぐらい北上してポトシに来ました。ボリビアに入国してからほとんどアスファルトの道を見ていません。ポトシに着くまでに2度もパンクしているバスを見かけたし。しかも、かなりの山道を走るし、日本みたいに道のサイドにフェンスがないので、バスが崖から落ちることもあるようです。。。

(停電が多いことで知られているボリビアなのに、ほとんどの教会がライトアップしてる!?)

ここポトシは標高4070mで世界一高い位置にある都市なんです!!何と日本最高峰の富士山より高い場所に街が存在するんです。だから、ちょっとした坂道でも息が切れる。。。個人的にはトレッキングをしているよう。しかも、今まで高山病など心配もしてなかったけど、何だか頭の後が痛いような...感じ。

ポトシ宿情報:
【Residencial Copacabana】
Address: Ave Serrudo 319
Equipment: Hot shower
Price: single 25Bs = 330円
Comment: 安くて清潔だけど、やっぱりコミュニケーションに困ります。。。

2010年4月29日木曜日

ウユニ part2

この日も荒地の道をトヨタの4WDが、途中余りにも道が悪いところを走っているので、タイヤがパンクしてしまった。周りを見ても電柱一本立ってない無いところ。そんな場所でスペアータイヤが無かったら生死に関わる問題かもしれない!まあ、ボリビア人のドライバーは慣れていたのか、直ぐにタイヤを交換して再出発。

(ほとんど全て塩で建てられた宿!)

この旅で既に100近い宿に泊まって、その中には洞窟、ベニヤ板、レンガ、テント、寝袋のみなど様々な宿に泊まったことがあったけど、今回の宿は何と塩で建てられてます!?テーブル、椅子、ベット、壁などなど。全て塩っぱい!!このツアーは65,000チリペソ(=約11,500円)で若干高い感じがするけど、2泊3日で宿代、移動、食事も3食確りついて内容も充実していてとってもオススメです。他にもサン・ペドロからは多くのツアーが出ているようですが、若干内容が違うようなので、確認してみるのも良いかも。

(あたり数十キロ、数百キロ?塩の大地が続いています!!余りに興奮して横跳びジャンプ!)

(遠距離法を使ってこんなことも!)


バックパッカーの中にはスケボー持参の人もいるんですよ!で、スケボーのタイヤ部分を外して、塩の大地を車に引かれて滑ってみました。これが結構難しい!でも、最高に楽しい!!この塩は食卓の塩みたいにサラサラしてなく、ゴツゴツしているので、転けるとヤバい!

(塩の大地に突如現れたサボテン山。中には高さ10m以上のサボテンもあるんですよ!)

最終日。遂にツアーの目玉になるウユニ塩湖に行きました。ここは標高約3660mの場所にあたり一面塩の大地が広がっている、世にも不思議な土地なんです!現在は乾期だけど、雨期の時期だいたい11月〜2月ぐらいは地面に数センチの水が溜まり、地面が鏡の様に反射して見えるんだよ!本当にビックリな場所です!

ウユニ

正直この旅の計画の時まで、いや、南米に来るまでボリビアにそこまで興味が無かった。でも、パタゴニアで出会った人が何十ヶ国(多分50ヶ国以上)も旅して、ボリビアが一番良かったと言った。その一言でボリビアに対しての関心が変わった。一体何がそこまで凄いのだろう? 

(え!?これが国境?)

今回はサン・ペドロからウユニへの2泊3日のツアーに参加。イギリス5人、ドイツ4人、オーストラリア2人、アメリア1人、ブラジル1人、フランス1人と自分の計15人。参加者は英語は勿論のこと、スペイン語も話せる人が多くビックリ。聞くところ、ほとんどが興味本意でNight Schoolなどで学んだそうです!!まずチリからボリビアの国境に来てビックリ!こんな国境は見たことがない!!荒地にポツリ小さい建物があるだけで、周りには何も存在しない。そんな場所からトヨタの4WDに車を乗り換えて出発。っと言っても道があるような、無いような場所を走っていく。

(3台のトヨタ車に15人のバックパックを積んで移動中!)

途中で野生の狐、リャマ、フラミンゴなどを見ることができ内容が盛りだくさん。意外にも人慣れしているようで、近くまで行っても逃げることが無いので、良い写真が撮れました。でも、このツアーの大変なところは平均標高4500m前後の場所を訪れるため途中歩いているだけでも息苦しくなったり、立ちくらみがする。でも、誰一人高山病にかかることが無かったことは救いだった。

(目が合いましたね!リャマ君)

(こんなに近くで野生のフラミンゴを撮れるとは思わなかった!)

(荒地に突如現れた湖。表面は凍ってました!)

1泊目は荒地に突如数件の家がある場所。ここは砂漠なだけに日差しは強いけど、気温はほとんど上がらないので、ジャケットを着ていないとやはり寒い。そして、夜は結構寒くなったけど、荒地で見る星がとってもキレイ。数十分首が痛くなるのを我慢しながら空を見続けていたら、流れ星まで見えてテンションが上がる。でも、21時前には消灯の為、無理矢理ベットに入り早めの就床zzz

2010年4月23日金曜日

サン・ペドロ・デ・アタカマ day2

二日目久しぶりに自転車をレンタルしてValle de la Luna日本語では「月の谷」に行きました。まあ、名前の通り月面を思わせるような砂漠地帯が永遠に続いているところです。最初1時間で目的地まで行けるよ!と言われていたけど、向かい風の影響もあったのか、あと坂道が多かったからな。。。結局「ゼイゼイ」言いながら倍の2時間かかったし。

(一部砂丘が続いている場所もあるんです)

(でも、基本的にはほとんどこんな風景)

(こんあ風に岩が上に向いて立ってます!人が作った訳ではないですよ!)

(水晶の固まりみたいな岩塩!こんなのがたくさん埋まってます!)

(帰り道は追い風で、下り坂だから余裕。)

以前は岩塩が取れた場所だったようだけど、現在は国立公園の一部になっているので、勝手に塩を取ることができません。実際、水晶(?)それとも水晶の様な岩塩がそこら中に散乱していて、正直とっても持って帰ろうと思ったけど、土がコンクリートのように固く、全然掘れません。でも、近くには広々とした砂丘地帯があったりして、とっても興味深いところ。

サン・ペドロ・デ・アタカマ

メンドーザからサルタに向かうはずだったけど、金額のことを考えると、もう一度サンティアゴに行ってから、カラマに北上した方が得と考え、一気に待ち時間込みで約35時間のバス移動をしました。とにかく北上すると一度決めると余り他のことを考えていなかったようで。。。サルタに着いたのがほぼ夜中。小さい街と聞いていたので、既に全てのお店や宿は閉まっているどうと思ったら、結構街を歩いている人が多く、パン屋(?)なんかも営業していてビックリ!

(サン・ペドロの街の様子。ホントはもっと人居ますよ!)

(土で建てられていても、ちゃんとドアもあります。でも、この角の家ドアが角に二つ!一体どっちから入るの!?)

でも、肝心な安宿は全て満室!?え〜!この街ってそんな人気なの??で、結局空いていたのが13,800ペソ (= 2,300円位)だったので、これは外のベンチで野宿?っと思ったけど、シャワーも浴びてなかったし、バス移動の疲れが。。。で泣く泣くチェック・イン。疲れていたのになかなか眠れず、次の日お昼には今回の最終目的にサン・ペドロ・デ・アタカマに向かった。何故、ここが目的地だと言うとこの後のボリビアに入国する為のツアーが頻繁にあるからなのです。(後で、それもアップしま〜す!)

(お土産や。基本的に縫い物類が多い。靴下、手袋、マフラーなど)

(石を重ねた家が何世帯も丘の斜面に建ってます) 

サン・ペドロは何だか中東を思い出させる雰囲気。街は砂漠(荒地)に囲まれていて、ほとんどの家は乾燥した土で建てられている。まあ、中は結構確りした造りになっていて涼しいのが特徴。とっても小さな街で雰囲気が良くいい感じ。でも、ボリビアのウユニツアーが有名なので、欧米人の観光客が多い!!

(丘の上には祭壇がありました!)

(もっと上にはこんなのが、眺めが最高!!)

早速、プカラ遺跡に歩いていきました。丘の斜面を利用したもので、これは1200頃のプレ・インカ時代の住宅の遺跡で、マチュピチュのミニ版と言われている。ほとんど、破壊されていて、残っているのは住宅の壁に使用されていたと思われる石壁のみ。でも、丘の頂上にはおそらく動物の生贄を捧げたと思われる祭壇があったりして、眺めが素晴らしかった。

2010年4月19日月曜日

メンドーザ


サンチャゴからメンドーザに行く国境は標高2,800mの高さにあるんです!!しかも、この国境は人の出入りが多く、とても混雑していて1時間以上待ったよ。それに、チリ側は国境に行くまで山道を2階建てバスが登っていくんだけど、その道が崖すれすれかなりスリリング!!しかも、外はかなり寒いし。。。

(こんな標高高い国境は初めて!!)

メンドーザの街自体、標高が高いわけでもないけど、街の回りには数千メートル級の山々が多い。メンドーザに来た理由は南米最高峰のアコンカグア(6,962m)に登るはずだった。勿論頂上までは難しくても4,000mまでなら数日で行けると聞いていたので楽しみにしていたのだが。。。既に国立公園はシーズンが終わって閉まっていた!?(毎年だいたい11月中旬から3月一杯までがシーズンだそうです。)でも、聞いた話では今年は特に寒さの影響で頂上まで上がれずに断念した人たちが多かったそうです。

(こんな写真しか無くてスミマセン。多分これが遠くからみた南米最高峰アコンカグア)

(トレッキングの前半に出て来た世にも恐ろしい橋。勇気がないと渡れません。。。下の水は触れただけで凍りそうなほど冷たい〜)

(山を抜けたところで空は割れてました!写真じゃ分かりにくいかもしれませんが、右半分はズッ〜と厚い雲が空を覆っていて、左半分は快晴でした!)

せっかく楽しみにしていたアコンカグアを諦めることができず、とりあえず南米最高峰を一度だけでも見たかったので、近くのペニンテンテスと言う山に半日トレッキングに行きました。これが、標高は4,000近くあるようだが、何の看板もサインもないので分かりづらいし、足場の表面がほとんど砂になっているので滑りやすく、気温も低い、風も強く、結構苦戦してやっとの思いで見えたアコンカグアがとっても遠く感じた。。。せっかく4時間ぐらいかけて上がって来たのに。

(想像していたワイナリーとは大分かけ離れてたけど、美味しいワインを頂けて満足)

(宿で出会ったユダヤ人が作ってくれたイスラエルの伝統的な食事。タマネギ、赤ピーマン、トマトをみじん切りにして油で炒めて、ピリ辛トマトソースを混ぜ最後に生卵を上に乗せたら完成!とっても美味しく、簡単だったのでお家で作ってみよ〜!)

メンドーザの街自体はブエノスの雰囲気に少し似ていて、街のほとんどの通りは並木道になっている。時間が流れるのがゆったりして、落ち着いた雰囲気がとってもいい感じ。近くにはワイナリーもあって、アルゼンチンのワインは世界でも知られて来ているようで、前回でもアップした様に赤も白もとっても美味しい。ほとんどはずれがない!

2010年4月16日金曜日

サンティアゴ


4月のサンティアゴに着いてやっと気温が暖かく感じた。街行く人たちの中にはTシャツ姿の人たちがチラホラ。日中は気温が27℃まで上がっていたのだから十分!久しぶりの都会に着いたので、少し心が躍る感じがしたけど、逆にパタゴニアを見て来ただけに全てが色あせて見えてしまう。結局数時間街をウロウロ歩き回ったが、ここは結局サンパウロやブエノス・アイレスとほとんど変わらない。。。ので魅力がない

(この写真で通じるか分からないけど、サンティアゴは結構な都会!)

(夜7時にあちらこちらに見かけられるこの行列は実はタクシー待ちの人々。バスも地下鉄もあるのに何故みんなタクシーで帰宅する!?まあ、初乗りが100円ぐらいだから

でも、サンティアゴは想像以上に大都会。特に夜7時頃になると一斉に仕事帰りの人が建物から出て来て、ビックリ!チリにこんなに人が居るとは思わなかった〜!!写真は無いけど、この時間だけなら渋谷の駅前!?と若干思うぐらい人がいた!!でも、魅力が余り感じられないので、明日にはアルゼンチンはメンドーザに移動します。

(この怪しい写真は500年前ぐらいにパタゴニア地域に住んでいた原住民。これは何かの衣装とかでな無く裸に色を塗ったり、貼ったりしている様子。素顔の写真を見るとアジア系の顔をしていて、どちらかと言うと現在の南米人より我々アジア人の方が彼らに近い感じがする。)

サンティアゴ宿情報:
【Hostelling International Santiago】
Address: Cienfuegos 151
Equipment: Hot Shower, Wifi, breakfast
Price: dorm 7,000ペソ = 1266円
Comment: 居心地は良いけど、金額が若干高い!

プエルトモン


海鮮が安く食べられると言うだけで再びチリはプエルトモンに入国。実際に着いたは良いものの特別な観光地でも無いので、やることがない。。。それなのに何故か2泊もしてしまった!?とりあえず、市場に行って魚介類チェック。

(どうです?贅沢なパスタでしょう!!)

想像していたより種類が少なく、大体が貝かサーモン。しかも、安いと言われて来たのに市場のレストラン(と言える代物ではないが。。。?)が結構な値段がする!でも、魚介をそのまま買えば信じられないほど安い。

(昔はこの機関車がサンティアゴからプエルトモンまで走っていたそうです。)

なので、ウニ300gぐらいを360円、貝の詰め合わせ(実のみ)を180円で買って、手を振るった料理:パスタを作ってみました。これが安くて、簡単で実に美味しい!!海鮮の量が余りに多かったので2日連続で同じメニュー。

(かなり暇でした。。。)

結局、プエルトモンの街に着いて数時間で目的を達成してしまったので、他にやることがないよ〜とりあえず、街をフラフラ1時間もかからないで飽きてしまったので、カフェで遠藤周作の「海と毒薬」を読んでました。

プエルトモン宿情報:
【Hosteria Casa Gladys】
Address: Ancud 112
Equipment: Hot Shower, Cable T.V (English channel)
Price: 5,000ペソ = 900円
Comment: バス停から近くて便利だし、ベットのマットが良い!

2010年4月12日月曜日

バリローチェ

今回もバスに約27時間揺れに揺られて着いた街がバリローチェ。この街は湖沿いに綺麗な山々が立ち並んでいることや、19世紀までスイス人が多く住んでいたことから南米のスイスと言われているよう。。。です。スイスにまだ行ったことが無いけど、個人的にどうかな〜?って思うのは僕だけ?因にブエノス・アイレスは南米のパリだそうです。

(綺麗な山に囲まれ、ホノボノとした街バリローチェ)

Anyway...バリローチェはチョコレートとジャムが有名でアルゼンチン人の観光客もここには多く来るようです。それにトレッキングのコースもあるけど、今回はパスして次に備えています。

(どのチョコレートも本当に美味しそ〜でした!)
(200円ぐらいで買ったアイス、思った以上のボリューム感。テーストも最高でした!)

甘党としてはチョコレートを食べずにここを離れることをできない!と言うことで、何件も連なるスイート店を回り観察を始めました。さすが有名なだけあって、チョコレートの種類が半端じゃない!!しかも、日本価格で言ったら安い!で、重要なテーストは。。。美味しい!!チョコと言ったらヨーロッパっと思ってたけど、バリローチェやるな!

2泊3日しか居なかったけど宿を途中で変えました。
バリローチェンの宿情報:
【Hostel La Puerta Verde】
Address: Quaglia 160
Equipment: Hot Shower, breakfast
Price: dorm 35ペソ = 844円
Comment: ロケーションが良かったけど、internetが一切使えないのが不便だった。

【La Bolsa del Deporte】
Address: Palacios 405
Equipment: Hot Shower, breakfast, wifi
Price: dorm 40ペソ = 965円
Comment: 人気の宿。カーメンスペースやキッチンも広く充実してます。

Patagonia until I see u


エル・チャルテンのトレッキングから帰って来て、次の日にバスで北上してバリローチェまで向かっても良かったのだが、既に南米では急ぎたくなかったし、洗濯もしたかったので、藤旅館にもう一泊することに決めた。戻ってみたら、2日前まで居た宿泊者がほぼ全員出て行ったようで、新しいメンバーに変わっていたのには少しビックリ!

(大体同じようなルートを回っている旅人たち)

(今日のメインは肉・肉・肉三昧!!手前の黒いのは焦げたソーセージではなく、血が詰まった血肉ソーセージ!ちょっと癖がありレーバーみたいな味!?)

日本人5名に韓国人2名で個人的には丁度良い人数になったので、ウシュアイアでも2度行ったアルゼンチンBBQアサードをやることにした。ここパタゴニアで言うアサードでは通常子羊を骨ありでじっくり炭で焼くのをBBQという。

(これが子羊の肉。脂が一杯のって最高に美味しいです。味付けは塩のみ)

でも、今回はその子羊の肉が手に入らなかったので、鶏肉、牛肉、ソーセージの肉三昧!!これらの肉を炭でじっくり2時間かけて焼く。肉から肉汁が炭へ滴り落ち、その度に「ジュ〜」って音と同時に煙が舞う。この過程が溜まんない!!アルゼンチンは基本的に肉(特に牛肉)が最高に美味しく。(個人的にはアメリカ牛が一番美味しいと思っていたけど。。。ここにきてアルゼンチンが追い抜いたか!?)しかも、ワインの種類が豊富でどれも本当に美味しい!しかも、信じられないほどに安い。日本で2,000円近い値段していたワインが、ここでは2〜300円!?え〜まじ〜〜?

(写真にのっている5倍近いワインの種類があった普通のスーパー!野菜や肉コーナーの何倍もワインコーナが陣取ってます。以前天皇陛下に送られたワインLuigi Boscaも1,500円ぐらいで買えるんです!!恐らく日本で買ったら数万円!?っていうか売ってるのかな??)

そんなこんなで毎日肉を食べているのに体重が一向に変わらない。。。ですが、3週間近くいたパタゴニアを遂に離れることになってしまいました。でも、でも、必ずここには戻って来ます。

2010年4月8日木曜日

セロ・トーレ

6時半真っ暗の中ヘッドライトをつけてテントを出た。夜空には満天の星と半月になりかけている月が輝いているけど、森を真っ暗の中歩くのは少し怖い。。。でもよく見ると山の上の方から時折ライトの光が輝くのが見えているのが唯一の頼りだった。

(朝7時半空がまだ薄暗い時。遠くの方で飛行機雲が通過してました。)

(朝日が反射して若干山が赤く)

(晴天のお蔭で遠くからでも山がキレイ!)

この日も1時間かけて急な坂道を上がり頂上に着いたときもまだ空は真っ暗。でも、昨晩同様フィッツ・ロイの回りを覆う雲は消えて、目の前に堂々と存在していた。だんだん東の方が赤く輝き始め、先ほどまで夜空に輝いていた星たちが少しずつ消えていった。そして、空の色もだんだん青くなり、今日も朝がやって来たのだ。フィッツ・ロイの山はパイネの時と同様、朝日に反射して若干山が赤く染まりつつあった。実に綺麗だった。ここまで空が晴れることはそう何度もないだろう。もっと長くここに止まっていたかったけど、この日の内にもう一つのパノラマポイントまで行って今日中に山を下りる予定だったので、9時過ぎにはキャンプ場に戻って、朝食をとって、荷物をまとめて出発。

(セロ・トーレ:そびえ立つ山はカッコイ!)

(こちらでも飛行機雲が通過してます)

持っていた情報では次のポイントセロ・トーレまで約5時間半かかると書いてあったけど、実際は3時間弱で着いて、そこで昼食。このセロ・トーレは刀の先にように頭部分が尖っている。見る人には、ここは“The Lord of the Rings”の世界みたいだそうです。本当にこの日は朝から晩まで快晴&ほぼ無風が続きトレッキング日よりでした。しかも、街のバス停からもフィッツ・ロイとセロ・トーレが見えたのは驚き。地元の人もこんなに快晴なのは珍しいと言うぐらいでした。