2009年12月11日金曜日

ゴーダム

カンチェンジュンガとエベレストを良く見るにはこの近辺で最も標高があるサンダークープ(3636m)まで登る必要がある。ルートは二種類あるが、ほとんどの人は緩やかな道を上がって行き、急な坂を下って行くルートを選ぶ。また、通常ここの山をトレッキングするにはガイドを雇う必要がある。そうすると3泊4日で大体100USドルぐらいかかってしまう。勿論高い金額ではないのだが、僕は宿のオーナーの勧めでガイドなしでしかも、通常の反対ルート=最初にかなり急な坂を上って行くことになった(一日で1600m近く登ることになる)戻りのルートの際に緩やかな道を降りて行くことになった。

(途中にある小さい村の様子。意外に派手好き!)

最初、3600メートルぐらいの山なら余裕だと思っていたが、これがかなりシンドイ。他の人たちと反対ルートを選んだせいか、全然人と会わず、看板もないところを1〜2時間山道を歩くとかなり心配になってくる。その結果、今回のトレッキングで2度道を間違えてしまった。そして、2000メートル以上上に行くと山の天気はとても変わりやすく、直ぐに寒くなったり、霧が出来てたり、そして、15時過ぎには既に暗くなってくるのでトレッキングをすることが困難になってくる。


(こんな道も進まないと〜ならないんです。)

本当なら1日で頂上のサンダークプを目指したかったのだが、ここは断念して途中のゴードムと言う小さい村に泊まることになった。勿論その日の宿泊者は僕だけ。。。前回のアップの時に書いた様にここはインドではあるがどうもネパールとの国境が近くということもあり、国籍はインド人でも、話す言葉はネパール語で、見た目を一般的に想像するインド人ではなく、東アジア人の顔立ちをしている。その為かここでも僕はネパール人と間違えられることが何度か。。。!?とにかく、ここは山の中なので、学校や病院、買い物などは何と2時間近く山を下ったところに行くしかないよう(基本的に時給自走だけど)。とっても不自由に思ったけど、ここではその様な生活をしている家族が多い。でも聞いたところ、そんな山に囲まれ、電気も1日数時間しか使えない生活だけど。この場所が好きだって、迷いなく言ってたのは少し印象的だったなあ〜


(ほのぼのとした風景に心が休まるねえ〜)

日本だったら冬の時期に停電になって、暖房設備は使えなくなったりしたら、偉いクレームや問題になると思うけど、ここでは電気も暖房もないのが当たりまえ。不自由に思えてしまう自由を生きている家族を目の当たりにした1泊だった。


(興味深かった、ダライラマの言葉)

宿のおじさんが僕にどっから来たの?って聞いて来たので、「日本です」って答えたら。「あ〜、韓国と同じだよね!」なって言っていたので、奥さんが「違うわよ」って突っ込んでいた。次におじさんは「日本はアメリカドルを使うんだろ。」って自信ありげに言っていたけど、今度も奥さんに「違う」って突っ込まれて、僕が「日本はスリランカみたいな小さい島国だよ。」って言ったらとても喜んでいた!とってもお茶目なおじさんだった。

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