遂にギリシャ人が住んでいた古代都市エペソに着いた。このエペソは紀元前1世紀には250,000人の人口が居てローマの次に大きい都市として栄えていた。昔は街の直ぐ西側に地中海があったのだが、現在は水がだいぶ引いて街から7キロも離れているのだから、驚きである。現在は観光地として使用されているだけで、誰も住んでいない。周りも山に囲まれているので、このエペソを訪れるには3キロ離れたセルチュクという街に滞在する必要がある。
(補修されながらも綺麗に残っているアーチ)
さすがの観光地と言うだけあって、オフシーズンなのに日本人観光客一行を2〜3組見たのもビックリだったね。(韓国人&中国人一行も負けずにいたよ!)確かにこの場所はクリスチャンじゃなくても、考古学が好きでなくても、一度は来る価値十分あるね。それぐらい2000年前このエペソがどれだけ発展していたかがここで分かるよ。まず、驚いたのがこのエペソには通りの地下に下水が流れていたり、高級住宅地と呼ばれていた場所には暖房システムまであったんだから信じられないね〜!他にも、街のあちらこちらにプールがあって水浴びや図書館があったんだから耳を疑います。(下手しなくても、インドや東南アジアの田舎より近代化だったんだね!!)他にもこの都市では奴隷売買が行われたり、シアターでは劇の演出ではなく、猛獣や人間通しの殺し合いなどが行われいたそう。
(24,000人収容できるシアター。舞台に居る人たちの話し声が本当に聞こえる!!ここでパウロも演説をしたそうです。)
聖書や歴史的事実としてエペソには比較的早くキリスト教の信仰が広められ、街のあちらこちらに偉人としてキリストの弟子の銅像などが見られたようだが、現在ではほとんどの銅像は姿を消している。(いくつかはセルチュクのエペソ博物館に展示されている。)キリスト教がエペソの街で素直に受け入れられた訳では勿論ない。エペソでは多くのカルトが造られては消えていき、その中でも、アルテミス(=ギリシャ神話ダイアナ)の神殿が建てられたりしていた時期もあった。(世界七不思議の一つ)
(ギリシャ神話のダイアナ像)
他にもセルチュクの街には破壊された使徒ヨハネの教会がある。そして、ここに来て始めてしったけど、その教会にヨハネの墓地があると言われている。また、クリスチャントーク(歴史的トーク)になるけど、イエス・キリストが十字架に架かった後、12弟子の一人ヨハネがイエスの母マリアを連れてエペソに行ったと言われている。その為、エペソにはマリアの家がある。(勿論ほとんど破壊されている。)一方、使徒ヨハネはパトモス(現在のギリシャ)で黙示録を書き、その後、エペソ(Ayasuluk Hill)でヨハネの手紙を書いて、この地で亡くなったと言われている。
(使徒ヨハネの墓と言われている。この場所が発見されて中を開けた時にはホコリしか残ってなかったそうです。因に医者であったルカのお墓もエペソになったけど、余りにも荒れていたので、ガッカリ。。。)
個人的にこの場所はかなりテンションが上がる!他にこれから訪れるアンティオック、エルサレム、さらにはローマやギリシャ待ちきれない。ウズウズ。。。
"In Him you also trusted, after you heard the word of truth, the gospel of your salvation; in whom also having believed, you were sealed with the Holy Spirit of promise." Eph 1:13
セルチュク宿情報:no pic
【Vardar Family Pension】
Address: Ataturk Mah, Sahabettin Dede Cad 7
Equipment: Hot shower, Free Wifi, Free breakfast
Price: ドミ15リラ = 930円
Comment: at homeなペンション。ロケーションも良い
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