2010年4月8日木曜日

フィッツ・ロイ

ここパタゴニアは朝の7時半でも空はまだ真っ暗。8時のバスでカラファテの街を離れて、小さい街(村)エル・チャルテンにやって来ました。ここでトレッキング用品(テント、寝袋、マット、ガスストーブ)を借りて、いざ12日のキャンピングに挑戦。先日まで一緒に行動をしていた日本人2人とはカラファテで別れて、今回は1人でのキャンピング!その為か?食料を買いすぎてバックが前回より重たいような。。。!?

(大分遠くまで来てしまったような。。。!?)


(現在のパタゴニアは日本で言ったら10月ぐらいなので、紅葉も同時に楽しめます!)

この日は生憎の天気で厚い雲が空を覆い、目的地の山が全然見えない!しかも、途中から激しい雨が降って来てびしょ濡れだし。でもキャンプ場に着いた時には若干日差しが見え始めたりして山の天候はコロコロ変わりやすい。早速テントを張ろうとしたら、2人用のテントだった為サイズが大きい!苦戦していたら、隣にいたアメリカ人が手伝ってくれて何とか完了。その後、直ぐに目的地の山フィッツ・ロイを見る為、1時間最後の登り到達したけど、余りに厚い雲に覆われていたのでどこにフィッツ・ロイがあったのかさえ明確じゃなかった。。。

(1人では意外に広かったテント)

(夜8時過ぎにやっと見えたフィッツ・ロイ)

余りの寒さに直ぐにキャンプ場に戻り、一人インスタントラーメンとパンをかじり早めの就床zzz。でも眠れず、また外にでたら暗くなっていたけど、全ての雲が流されていたお蔭でキャンプ場からフィッツ・ロイを発見!明日は晴れると良いな〜と思いながら就床。

2010年4月6日火曜日

カラファテ


またまたアルゼンチンに戻って来ました。このカラファテに来た理由は2つ。巨大氷河をみることと、トレッキングに行くこと。パイネ国立公園の時と余り変わらない様に思えるけど。。。結構違います。

(高台からみた氷河全体。ズッ−ト奥まで氷河が続いてます!)

(青い氷河の表面。結構ヒビがあるけどなかなか大きいのは落下しない)

まずは4人でレンタカーを借りてペリト・モレノ氷河があるロス・グラシアレス国立公園に向かいました。毎度頭を痛めるのが国立公園の入場料、通常1,800円の金額が、アルゼンチンの学生は1/10の金額でOK。でも、旅をしているとこのギャップにも慣れてきます。

(氷河の冷気に当たりながら4時間待つのは結構大変!)

(遂に巨大な氷河が落下しました!写真の中央です。この後、大きい音と共に大量の水がはねて、波がうねる感じで最高!)

ペリト・モレノ氷河はパイネのグレイ氷河より多分巨大で、頻繁に落下が見られると聞いていたので、相当期待をしていました。実際に見たら、やっぱり大きい!!それに、何度か小・中の落下が見られました。そして、3時間ぐらい待ったら車2台ぶんぐらいの巨大な氷河の落下を見ることができました!でも、でも思ったほど激しい音がしなかったのが少し残念。中には地響きがするような音をたてて落下することもあるそうです。

カラファテ宿情報:
【藤旅館】
Address: Av Juan D. Peron 2082
Tel: 493-025(ベット数が多くないので、バス停に着いたら確認の電話をしましょう)
Equipment: Hot Shower, wifi, 日本のDVDなど情報多数
Price: dorm 30ペソ = 730円
Comment: ここは日本人と韓国人がほとんどの宿。とってもくつろげて下手すると長期滞在者になる確率高い!

プエルト・ナタレス


パイネ国立公園にいく場合、拠点となる街がここプエルト・ナタレス。大体この街でみんなトレッキング用品(テント、寝袋、マット、ガスストーブ、食器)などを借りて山に向かうことになる。特に「パイネに向かう街」意外にこれと言って観光スポットはないけど、今回勧められた宿がとっても良かったので紹介します。

(一番奥がオーナーのルーベンさん。)

宿と言っても普通の一軒家を解放しているので、所有者と台所や居間などは共有になる。丁度僕らがトレッキングから帰って来た日がイースターと重なっていた。南米人のほとんどがカトリックなのでイースターには肉を食べない習慣があるようです。この日はオーナーがセッセとカキの料理をしていたのを眺めていたら、一緒に食べようと誘ってくれた。

(カキとっても美味しかったです。ルーベンさん&友達のマルコさんに感謝!)

しかも、トレッキングから帰って来たら部屋が満室になったので、泊まれないところを無料でリビングをベットルームと解放してくれて泊まることができました。

(スーパーで金額の打ち間違えだと思うけど、この分厚いステーキ3枚がたったの20円でした!!)

結局、夕食は大量のカキ料理を食べることができて大満足!!興味深いことに、チリはアルゼンチン同様夕食の時間がとっても遅い。大体9時,10時から食べ始め、遅い時には夜中まで食事が続く。本当か分からないけど、話を聞くと夕食を早く食べることは貧乏臭いとか!?夕飯を遅く食べることに優雅さを味わっているチリ人&アルゼンチン人??その理由は、早めに夕飯を食べるとお腹が空くから。。。!?そっちの方がもっと貧乏臭い!!(笑)

プエルト・ナタレスの宿情報:
【Hospedaje Estrellita Del Sur】
Address: Chorrillos 855
Equipment: Hot Shower, breakfast
Price: dorm 5,000チリペソ = 890円
Comment: 宿の伯父さんがとっても親切です。トレッキングのレンタルは近くのナンシーってお店で手頃に借りられます!

パイネ国立公園 day4

パイネ4日目は巨大な氷河を見るため、20キロにも及ぶ山道を登るはずでした。余裕を持って朝出発して、最初の3時間半のコースの前半はスムーズに登ってきて2時間で氷河見えるポイントまで到着。早くも目的地に着いたのかと思ったのだが、よく地図を見てみたら1/4しか来てない!?しかも、後半戦は思った以上のアップ&ダウンの険しい道に悩まされ、やっとの思いで氷河ポイントに到着。しかも、この先はもっと険しい道になる。とりあえず、余裕にお昼を過ぎていたので、氷河から流れる冷たい風の中、凍えそうになりながらランチタイム!

(グレイ湖:氷河の固まりが見えて来ました。ほぼ、湖の横幅を氷河が埋め尽くしてます。)

(落下した氷河が湖を流れているよう。奥の氷河が小さく見えますが、実際は数十メートルある高さだと思います。)

結局3人で相談した結果、残りの時間&体力を考えるとこれ以上険しい道は不可能と断定されて、昨晩泊まったキャンプ場に引き返しました。でも、初めて見た本物の氷河は素晴らしい!!運が良ければ氷の落下が見られたようだが、この日は何の変化もなし。それでも、流されて来た小さめの氷の破片を拾って、パイネ氷河を満喫しました。

(氷河の一角を持ってみました。この表情で分かるでしょ?メチャクチャ冷たいです。)

(帰りのバスからこんな可愛らしグアナコを発見!)

帰りの道でも強風と共に雨が降ってきて、やっとの思いで下山。合計約75キロ、4日間歩いて誰も怪我をすることもなく帰ってこれて良かった。この日は有料キャンプ場にもう一泊して、次の日のお昼にフェリーで湖を横断して、バスに乗り換えプエルト・ナタレスの街に戻って来ました。

(また戻ってこようパタゴニア)

パイネ国立公園 day3

パイネ3日目は昨夜の事件もあったので、全ての食器を石けんで洗い、食べられた一部のパンを泣く泣く処分して、テントを一時放置したまま第二のポイントに昇り始めました。1時間ぐらいで小さめの氷河が見えて、激しい音を立てて氷の雪崩が数百メートル離れた場所にも聞こえてきていた。その後も昇りの道は険しく、片道3時間ぐらいかけて第二のポイントに到着。

(ただ雪が積もっているように見えますが、全て氷の固まり!)

(目が合いましたね。。。ウエムル君)

ここは四方に鋭い山が見えて景色がよかった。この日も17キロ以上の移動をしないといけないので、直ぐにキャンプ地に戻って、荷物をまとめて再出発!今までの道と比べて上下移動がなかったので、比較的スムーズに次のキャンプ場に到着。ここは有料キャンプ場なので、3日ぶりのシャワーが浴びられ、ガスコンロや照明がある台所での料理にみんな感激!しかも、食材を保管できるカゴまであったので、もうネズミに悩まされることは無いだろうと思い起床。。。

(パイネ・グランデ:ここが第二の到達地点。四方からこんな山に囲まれてます!)

(イタリアーノキャンプ場はこの山のふもとでした。)

(どこを眺めても自然が一杯!電柱&電線なんて立ってません!)

夜中にまたまた起こってしまったんです。ヤツがしかも大きいヤツが侵入。あの悪夢の様な音が聞こえてくるのです。「カサカサ・カサカサ」みんなこの音に敏感になっていたのか、夜中目を覚ましてフラッシュライトを照らすとヤツがテントの中を走り回ってるんです!「食料ないのに!?」結局どうすることできず寝袋に潜って恐る恐る再び起床。朝起きたらヤツは居なくなってました。

パイネ国立公園 day2

パイネ2日目は朝日が反射して山が真っ赤になる風景を見るため、早朝と言っても朝6時半から45分ぐらいかけてライトを照らしながら、暗い山道を登った。3月下旬で時期も終わりかけているのに、この日も山を見る為に世界中から集まって来た人たちが、足場の悪い坂道をセッセと登って行く。最後に大きな岩を曲がると見えてくるじゃありませんか!昨日の風景とはまた違って、朝日に反射した山は何だか神秘的!!ホント言葉が無い感動です。

(朝日が山に反射すると赤くある〜〜!日中とは雰囲気が違う!昨日のものと比べて見て下さい!)

(上の2たつは一眼を持っている人の写真をもらいました。)

この日は山を下って次のキャンプ場までの移動が22キロ以上。この国立公園で最も有名なコースが「W」。文字の通り、3つのポイントがあり、簡単に説明すると3つの山を登るコースです。他にも様々なルートがあるほど、この国立公園は広い!初日と比べてこの日の天気はとっても不安定。。。突然小雨が降ったり、日差しが雲の間から見えたりでゆっくり休憩を取る時間もない!!しかも、荷物オモ。

(ほぼ毎日虹が見えるパイネ)

長いコースだったので、時間配分がとっても重要。8時前には空が真っ暗になるので、その前には必ずキャンプ場について、せめてテントを張って夕食の準備をしたかったので、自然と足取りが早くなる。でも、長距離移動と悪天候の為、体力も限界に近づこうとしていた時にこの日の宿泊場キャンプイタリアーノに到着して一安心。でも、この場所は他の場所とも比べて地面がジメジメしているので、居心地が最悪。シトシト降っている雨の中簡単な夕食を済まし、通常なら使った食器類を川の水を利用して洗うようにしていたけど、この日は既に暗かったので、テントの中に食材、使用済みの食器などを置いて起床。

(パタゴニアは季節が秋に変わろうとしています。)

そしたら、夜中に起こってしまったんです!「カサカサ、カサカサ」何の音かと思って起きてみたら、ネズミがテントをかじり破り侵入!?食料のパンがかじられて、水を貯めていた食器の中に一匹水没してるじゃありませんか!!!大ショック!その後もテントの外、中?の回りを「カサカサ」と音を立ててヤツが走り回っているような。。。?その後は全身を寝袋に覆って、とりあえず再び起床。

2010年4月4日日曜日

パイネ国立公園 day1


チリのパタゴニア地域にあるパイネ国立公園に4泊5日のトレッキングに行ってました。チリ最大の国立公園で世界中からトレッキングをしに集まって来ていて、シーズンオフになりつつある4月でも結構な人数の人たちが山に行ってました。(日本からもこの国立公園を訪れる為だけに来てた人もいました。)

(パタゴニアはホント絵になる風景は多い!)

でも、話によるとこのパイネ国立公園は強風が吹いて、時には大型の男性が2〜3mも飛ばされることがあるとか。。。しかも、トレッキングの道は整備されたような場所ではなく、時には砂利や岩だらけで、足場が悪く、崖すれすれの所もあり、一歩間違えれば転落ってことも考えられるところなんです。しかも、山の天気は変わりやすく、さっきまで青空が見えていたのが、10分後には風と雨ってことも頻繁にあります。



(結構細い山道を登って来ました。時には崖すれすれの道も)

そんな国立公園を4日の間に約75キロ歩きました。しかも、8〜10キロの荷物(テント、寝袋、マット、食料)をかついで山道を上がる過酷な試練のようでした。でも、初日は快晴且つ無風という最高のトレッキング日より。

(トーレス・デル・パイネ:写真じゃ伝わらないこの絶景ポイント!)

初日は思ったより早くキャンプ場に到着して、最初のパノラマポイントで写真撮影。これが想像以上に素晴らし眺めで感動的だった!夜は久しぶりのテント&寝袋で窮屈に思いながらの睡眠zzz

2010年3月28日日曜日

プンタ・アレーナス


ウシュアイアからバスで約12時間、18カ国目のチリに入国しました。でも、街の雰囲気から歩いている人の様子はアルゼンチンと余り変わらないような。。。今のところ。チリはご存知の通り、細長い国なので北と南では様子が違うようです。

(街の中心に立っているマゼラン像。足ものに座っている像は当時の現地人)

ここプンタ・アレーナスには南米大陸を発見したマゼラン像があるんです。勿論、街自体マゼラン海峡沿いにあって、像はいつも海を眺めている様に想像以上に大きい!!現地の人たちは愛敬よくマゼランとは呼ばずに「フェルナンド」とFirst nameで呼んでました。

(この近さでも逃げようとしないペンギン)

この街の一番の観光スポットは恐らくペンギン観察。前回のウシュアイアでもペンギンツアーはあったけど、船でペンギン島まで行くため金額が高い。それに比べて、アレーナスでのツアーはミニバンで1時間ぐらいのところにペンギンの巣(?)まで連れて行ってくれるので簡単だし、金額の面でも安心。

(睡眠はこの穴の中でするようです)

(スーパーでもペンギンの人形は大人気!)

どうも、ペンギンは午前中から午後にかけて巣を離れて漁(海に食事)に出るようで、午後遅くに帰ってくる為、その時間がBestだとか。。。早速、車を止めて海岸沿いまで徒歩で10分ぐらいした所にペンギンの群れがいるいる!50〜70cmぐらいのペンギンがボッ〜ト立てたり、腕をバタバタさせたり、唸って(鳴いて)いたりしてました。どうも、ペンギンは人になれているのか、近づいても逃げる気配無し。

(こいつが風邪気味の(?)ペンギンでした)

時間が遅かったせいか、ペンギンたちは何だか眠そうだった。そのせいか、余り動かない。観察していると一匹クシャミをしたり、首を振って鼻水を飛ばしているペンギンもいました。(何だか寒そうだったけど、風邪引いてるのかな!?)でも一番驚いたのが、ペンギンの鳴き声。見かけによらず、くちばしを上に上げワイルドに「ガッ、ガッ、ガッ〜〜〜〜」ってな感じに叫んでました。本当にペンギンは可愛いかったよ〜!!

プンタ・アレーナス宿情報:
【Blue Hostel】
Address: 不明
Equipment: Hot shower, breakfast, wifi
Price: dorm 5,000ペソ = 892円
Comment: 若干汚いけど、そこまで気にならない。ペンギン見るツアーあり。

2010年3月26日金曜日

ウシュアイアの山

ウシュアイアにはトレッキングで氷河に行けるコースがあるので、朝から行ってきました。1週間前に行った人が今でも氷河が残っていると言っていたのでワクワクしながら宿をでました。でも、このコースはきちんと整備されている訳でもなく、ぬかるみや木が倒されているような場所を無理矢理(?)上がって行くので、途中で迷うことも何度か。。。

(道を間違えて一度森を出てしまった場所も、結構絶景)

「山の天気は変わりやすい」と言いますが、ここウシュアイアの天気は数分でも変化が見られます。さっきまで晴れていても、急に雨になることも何度か。結局、トレッキング途中から雨が降って来たけど、森の中に居たのでそこまで濡れることもありませんでした。

(最後はこんな足場の悪い所を登って行きます。しかも、結構雪流れて来てるし!)

しかし、頂上付近に出ると木が生えてない岩山になり、山に残っている雪(あられ)が突風に流されて顔に当たり痛い。100mぐらいの岩山を登った所が最終地点の氷河のはずだったが。。。実際に到達した場所には湖が残っているだけで、氷河は見れませんでした。ホント残念。

(難易度が高い訳でもないけど、この吹雪とぬかるみはキツかったので、達成感があるね!)

その後、吹雪の中下山をするものの、雨がどんどん強くなって、足場も悪くなり、何度も滑ったり、ぬかるみに足を取られたりで、宿に着いた時には全身ビッショリ。履いていた靴もグッショリ。7時間ぐらいのコースだったのに、9時間もかかりました。でも、このトレッキングはかなり記憶に残るものになったはず。

2010年3月23日火曜日

ウシュアイア


「今日まで生きていて良かった。」

大げさな表現が好きなんですが、本当にここウシュアイアに来てこう思いました。それほど、ここの自然+風景は息を飲むほど感動します。(まあ、そう思わない人もいると思うけど。。。)何度も言いますけど、世界最南端のウシュアイアに来るまで、この街は人口少ない古びた街なんだろうなあ〜と思ってたけど、実際はかなりの観光地!

(最南端の山はやっぱオーラが違う!)

(水が綺麗なせいか、山が反射して味が出てます。)

(国立公園内:最南端にある郵便局。ここでは最南端スタンプをパスポートに押してもらえます!)

(アラスカまで17,848キロ!これからどこまで北上できるか!?)

まあ、南極行きのクルーズが出てるぐらいだから当然なのかな?(20〜30万で2週間程度豪華客船に乗って南極に行けるそうですが。。。今回はパス)その他、ペンギン島やビーグル水道を渡るツアーなどがあって何かしら申し込みたいけど。

(ビーグル水道の風が強すぎて、吹き飛ばされてます!!)

(やっぱパタゴニアの眺めは最高!)

このウシュアイアにはブエノスでお世話になった日本人宿(上野山荘)の本家があってここに泊まってます。今回は宿で一緒になった旅人たちと初レンタカーをして有名な観光スポットや最南端の国立公園へ。

ウシュアイア宿情報:
【上野山荘】
Address: Ayelen 126. Barrio Los Morros
Equipment: Hot Shower, T.V (NHK), 情報ノート多数
Price: dorm 33ペソ = 775円
Comment: wifiもないけど居心地が良く、旅仲間と良い交流ができます。